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精神的余裕

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 慣れない環境であるとか、慣れない仕事内容であるとか、睡眠不足が重なると人間の精神的な余裕はメリメリと減っていく。

 自身の精神的な余裕を見る方法はいくつかあるけれど、ひとつは細かなことでイライラしていないかを省みることだ。

 例えば、飲食店でバイトの店員を怒鳴り散らしていたり、物に当たっていたり、そういう人を見ると、何らかの理由によって精神的な余裕が無いのだろうなと思う。

 

 かくいう私も、某中華料理屋でご飯を食べていたら、店員の態度が猛烈に鼻についた。そのとき、仕事のことを考えていてものすごくイライラしていて「なんだあの店員は?文句をつけようか」と憤った。

 料理が届くまでの間、ここのところ愛煙しているピースに火をつけて、ボーッと天井にのぼっていく紫煙を見つめていた。すると、だんだんと怒りを覚えていた自分が馬鹿馬鹿しく思えてきて「ああ、精神的な余裕が無かったんだな」と認識した。

 「きっと店員も客が多くて、たまたまああいう接客をしてしまったのだろう」と思い、しばらく、その店員の所作を見ていて、最終的に料理を持ってきた時の店員の態度は普通だった。

 このときの私は連続起床時間が24時間を超え、上司から説教を食らって猛烈にイライラしていた。

 少し話しは変わるが、最近、某牛丼屋で牛丼を食べていたら、牛丼の中に卵の殻が入っていた。食べていたら口の中でガリッとした感触があり、汚いながらも口から取り出したら卵の殻だった。

 こういう場合、店員に事実を告げるか否かの判断に困る。これが、一食何万円もする料理を食べていたのであれば、文句のひとつでも言うかもしれないが、所詮は一食1,000円もしない料理で、調理しているのはアルバイトかパートである。「苦情を入れたところで……」という感想しか出てこない。

 最近は過剰なサービスの要求が当たり前になっていて、低賃金で雇われているアルバイトの店員に、クレームをつけている人が多い。しかも、それはしばしばアルバイトの権限ではどうしようもないことが多い。

 今回の場合もそれに当たるのか、しばらくの間考えていたが、結局苦情を入れることは無かった。謝罪の対応があったところで、中に卵の殻が入っていた事実は変わらないし、返金対応をされたところで、1,000円にも満たないお金である。

 特別に落ちのない話なので「だから、こうである」という結論を残すことができないが、些細なことにイライラし始めたら、自身の精神的な余裕について考え直す余地があるのだなと痛感した。おわり。